【OTTO SETTE リゾナーレ八ヶ岳】「ワインと野菜」のイタリアンで、夏のディナーコースと山梨ワインのペアリングを堪能

2026年7月、山梨県北杜市の「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」にあるメインダイニング「OTTO SETTE(オットセッテ)」で、夏のディナーコースをいただきました。

OTTO SETTEのコンセプトは、イタリア語で「ワインと野菜」を意味する「Vino e Verdura(ヴィノ エ ヴェルデューラ)」。前菜からデザートまで、すべてのお皿に八ヶ岳の野菜が使われていて、山梨とイタリアのワインと一緒に楽しめるレストランです。

今回は山梨のワインを中心にしたワインペアリングもお願いしました。運ばれてきたお料理とワインを、写真とともに一皿ずつご紹介していきます。

目次

OTTO SETTE(オットセッテ)とは?

「OTTO SETTE」は、リゾナーレ八ヶ岳の中にあるメインダイニングです。2007年にオープンし、2024年4月にコンセプトも空間も新しくして全面リニューアルしました。店名の「OTTO SETTE」は、イタリア語で「8」と「7」を意味します。

料理長を務めるのは鎌田匡人シェフ。長野県出身で、山梨県内のホテルで修業したのち2012年にリゾナーレ八ヶ岳へ入り、2021年に料理長に就任しました。地元の農家さんと組んで、日本ではあまり作られていないイタリア野菜の栽培にも取り組んでいるそうです。

ワインセラーには山梨とイタリアのワインが約500種類・2,000本。北杜市のワイナリー「ドメーヌ ミエ・イケノ」とは2006年から提携していて、ここのワインを必ず飲めるのもOTTO SETTEならではです。食べログ「イタリアン EAST 百名店」にも選ばれています。

項目内容
店名OTTO SETTE(オットセッテ)
ジャンルイタリア料理(イノベーティブ・イタリアン)
場所星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳 内
オープン2007年(2024年4月30日リニューアル)
コンセプトVino e Verdura(ワインと野菜)
料理長鎌田匡人シェフ
ワイン山梨・イタリアのワイン約500種類・2,000本
名物約30種類の野菜を使う「畑の前菜」
受賞歴食べログ イタリアン EAST 百名店(2021・2023・2025)

ワインカーヴをイメージした大人の空間

リニューアル後の店内は、建築事務所「クライン ダイサム アーキテクツ」による設計。昔の地下のワインカーヴをイメージした空間で、ワイン樽を思わせる木材がたくさん使われています。

白いクロスのテーブルに、赤みのあるベルベット調の椅子。窓の外にはまだ夏の夕方の明るさが残っていて、少しずつ暗くなっていく景色を眺めながらの食事になりました。テーブルの間隔がゆったりしているので、隣の席を気にせず会話を楽しめるのもうれしいポイントです。

山梨ワインが中心のワインペアリング

席に着くと、この日のペアリングワインのリストが用意されていました。全8種類のうち7種類が山梨県のワインで、甲州市塩山、北杜市、山梨市牧丘町、韮崎市穂坂町など、県内のさまざまな産地のワインが並びます。

ペアリングワインのリスト

1杯目は、甲州市塩山の人気ワイナリー「キスヴィン」の甲州 スパークリング 2024。細かい泡とすっきりした酸味で、これから始まるコースへの期待が高まります。

キスヴィン 甲州 スパークリング 2024

夏のディナーコースの全品レポート

それでは、今回いただいたディナーコースを順番にご紹介していきます。

アミューズ:野菜のアソルティメント

最初に運ばれてきたのは、ひと口サイズのアミューズの盛り合わせ。器を見て思わず笑顔になりました。ワインのコルクやスパークリングワインの留め金(ミュズレ)を使った台に小さなお料理がのっていて、まるでブドウ畑のよう。

コルクの上にはパテ、ミュズレの上にはチーズをたっぷり削ったタルトレット、手前には小さなカップに入ったジュレと、芽キャベツの葉を添えたコロッケ。どれもひと口で食べられる大きさで、スパークリングワインとよく合いました。

コルクとミュズレの器で出てくる野菜のアソルティメント

前菜:畑の前菜

OTTO SETTEに来たら、ぜひ食べてほしいのがこの「畑の前菜」。オープン当初から続くシグネチャーで、約30種類の野菜が使われています。

大きなお皿の上に、ビーツ、ヤングコーン、カボチャ、アボカド、紫キャベツ、黄色いミニトマトなどがひとつずつ並べられていて、まさに絵画のよう。ゆでる、焼く、マリネするなど、野菜ごとに調理方法を変えているので、食べ進めるたびに違う味と食感に出会えます。中央のテリーヌや、パプリカパウダーをかけた丸い一品もアクセントになっていました。

約30種類の野菜が並ぶ「畑の前菜」

前菜:エディブルフラワーをのせた一皿

黒と白のグラデーションが美しいお皿の真ん中に、エディブルフラワーと葉野菜をこんもりとのせた一品。ピンクや黄色の花びらがとても華やかで、横にはオレンジ色のソースが添えられていました。

小さな一皿ですが、花の香りと野菜のほろ苦さ、ソースのコクが合わさって、印象に残るお料理でした。

エディブルフラワーと葉野菜をのせた前菜

パスタ:桃とトマトの冷製カペッリーニ

夏のコースの主役ともいえるのが、桃とトマトの冷製カペッリーニです。山梨県は桃の生産量が日本一。その桃と、夏に甘みが増すトマトを合わせたソースで、細いカペッリーニを仕上げています。

ガラスのお皿に盛られた姿がとても涼しげ。上にはごろっとした桃がたっぷりのっていて、ひと口食べると桃のみずみずしい甘さとトマトのほどよい酸味が広がります。生ハムの塩気がきいていて、甘すぎず、すっきりとした味わいでした。

桃とトマトの冷製カペッリーニ

パスタ:ラグーの手打ちパスタ

2皿目のパスタは、もちもちとした手打ちパスタに、じっくり煮込んだラグーとチーズを合わせた一品。上には薄くパリッと焼いた緑の葉がのせられていて、見た目にも立体感があります。

濃厚なラグーと削りたてのチーズのコク、そこに軽い葉の食感が加わって、最後のひと口までおいしくいただきました。

ラグーとチーズの手打ちパスタ

魚料理:花ズッキーニとイワナのヴァポーレ

魚料理は、夏にしか出会えない花ズッキーニを使った一皿。八ヶ岳らしい川魚のイワナを花ズッキーニで包んで蒸し上げた「ヴァポーレ」です。

花びらに包まれたイワナはふっくら。うまみと水分がしっかり閉じ込められていて、とてもやわらかい食感でした。横には衣をつけて揚げたものと、ズッキーニの実も添えられていて、ひとつの野菜をいろいろな形で楽しめるのもOTTO SETTEらしさだと感じました。

花ズッキーニとイワナのヴァポーレ

肉料理:じっくり火を入れたお肉とグラタン仕立ての付け合わせ

メインのお肉料理は、赤紫のしぶきが描かれたお皿で登場しました。香ばしく焼き色をつけたお肉に、つやのあるソースがたっぷり。ナイフを入れるとやわらかく、ソースのコクと一緒にしっかりとした肉のうまみを感じます。

隣には、チーズをのせてこんがり焼いた野菜のグラタン仕立て。メインにもきちんと野菜が添えられていて、「ワインと野菜」のコンセプトがぶれないところに感心しました。

肉料理と野菜のグラタン仕立て

お肉に合わせてくれたのは、韮崎市穂坂町のマルス穂坂ワイナリーが造るシャトー マルス 穂坂日之城 カベルネ&メルロー 2022 遅摘み。力強いラベルの文字のとおり、しっかりとした果実味のある赤ワインで、お肉のソースとの相性も抜群でした。

シャトー マルス 穂坂日之城 カベルネ&メルロー

プレデセール:チョコレートの筒に入ったひと品

デザートの前に出てきたのは、黒いチョコレートの筒のような小さな一品。上には赤いパウダーがふんわりとかけられていて、まるで小さなオブジェのようです。

中にはなめらかなクリームが入っていて、パリッとしたチョコレートとの食感の違いが楽しい一品でした。

チョコレートの筒のプレデセール

デザート:桃と赤紫蘇のセミフレッド

メインのデザートは、桃と赤紫蘇のセミフレッド。鮮やかなピンク色のセミフレッドの上に小さな花が散らされていて、黒いお皿の中でぱっと目を引きます。

桃のやさしい甘さに赤紫蘇の爽やかな香り、ルバーブの酸味が重なり、マスカルポーネのコクがまとめ役に。周りのソースにはグリーンのオイルが浮かんでいて、デザートにもきちんと植物の香りが感じられました。暑い夏の夜にぴったりの、爽やかなデザートです。

桃と赤紫蘇のセミフレッド

小菓子

最後は、ワイン樽の板を思わせる木のプレートで運ばれてきた小菓子。グリーンのバーチ・ディ・ダーマ(イタリアの焼き菓子)や、チョコレートのお菓子、粉糖をかけた焼き菓子などがかわいらしく並んでいました。

木のプレートにのった小菓子

OTTO SETTEの魅力

野菜が主役:すべてのお皿に八ヶ岳の野菜

アミューズから小菓子まで、どのお皿にも野菜がしっかり使われていて、「ワインと野菜」というコンセプトをコース全体で感じられました。とくに「畑の前菜」は、ひとつのお皿でこれだけたくさんの野菜に出会えることに驚きます。お肉やお魚が主役のコースとはまた違う、軽やかで最後まで重くならないところも魅力です。

山梨の夏:桃を楽しめる季節限定コース

夏のコースでは、山梨県が誇る桃が冷製パスタとデザートに使われていました。果物として食べる桃とは違い、トマトや赤紫蘇と合わせることで、甘さだけではない桃の魅力に気づかされます。花ズッキーニも夏ならではの食材で、この季節に訪れてよかったと感じました。

ワインペアリング:山梨ワインの奥深さを知る

ペアリングは、スパークリング、白、ロゼ、赤、デザートワインと、山梨のワインを中心にした全8種類。同じ山梨でも産地やブドウによって味わいがまったく違い、山梨ワインの奥深さをあらためて知ることができました。ワイン好きの方には、ぜひペアリングと一緒に楽しんでほしいです。

まとめ:八ヶ岳の夏を味わうなら、ワインと野菜のOTTO SETTEへ

「OTTO SETTE」は、八ヶ岳の野菜と山梨のワインを、季節ごとのコースで味わえるリゾナーレ八ヶ岳のメインダイニングでした。見た目にも楽しいお料理と、ソムリエが選ぶワインの組み合わせで、最後まで飽きることなく楽しめます。

記念日のディナーや夫婦・カップルでの旅行、ワイン好きの友人との女子旅にもおすすめです。食事のあとは、夜のライトアップに照らされた「ピーマン通り」を散歩するのも素敵な時間になりますよ。

夜のピーマン通り

アクセス情報

項目内容
店名OTTO SETTE(オットセッテ)
場所星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳 内
住所山梨県北杜市小淵沢町129-1
交通JR中央本線 小淵沢駅から無料送迎バスで約5分
電話0551-36-5200(9:30〜17:00)
営業時間ディナー 17:30〜20:15(最終入店)※ランチ営業なし
定休日なし(貸切営業日あり)※公式サイトで確認
料金ディナーコース 18,000円 / ワインペアリング 9,500円 / ノンアルコールペアリング 5,500円(税・サービス料込)
予約要予約(公式サイトまたは電話)※日帰り利用も可
決済VISA / Master / JCB / AMEX / Diners
公式サイトOTTO SETTE公式サイト
食べログ食べログページはこちら

※2026年7月訪問時の情報です。料金・営業時間・コース内容は変更になる場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

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