2025年1月、湯河原にある温泉旅館「三輪 湯河原」に宿泊してきました。
この宿の最大の魅力は、なんといっても和食とイタリアンを融合させた創作フルコース。全10品のディナーは、見た目・味ともに感動の連続でした。
今回は、ディナーの全コース内容を中心に、館内の雰囲気やお部屋の様子まで、たっぷりの写真とともにレポートしていきます。
三輪 湯河原とは?
三輪 湯河原は、2019年12月にオープンした全17室の温泉旅館です。箱根連山に囲まれた湯河原の高台に位置し、全室に源泉かけ流しの露天風呂を完備しています。
iF デザインアワード2021を受賞した建築デザインも話題で、まるで美術館のようなスタイリッシュな外観が印象的。「大人の隠れ家」という言葉がぴったりの、上質な温泉宿です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上206 |
| アクセス | JR湯河原駅よりタクシー約8分 |
| チェックイン / アウト | 15:00〜18:00 / 11:00 |
| 客室タイプ | 木立のツイン(1F)/ 山水のツイン(2-3F)/ 三輪のスイート(最上階) |
| 客室数 | 全17室(すべて露天風呂付き) |
| 食事 | 夕食:和×イタリアン創作コース / 朝食:和御膳 |
チェックイン〜ウェルカムスイーツ
チェックインを済ませてお部屋に案内されると、まず目に入るのがウェルカムティーのセット。
木製のトレーに載ったお茶と羊羹でほっとひと息。旅の疲れが一気にほどけていくような、さりげないけど心のこもったおもてなしです。

お部屋:木立のツイン
今回宿泊したのは1階の「木立のツイン」。
木漏れ日が差し込む落ち着いた空間で、窓の外には竹林の緑が広がります。ベッドやソファのデザインもシンプルながら洗練されていて、居心地の良さにこだわりを感じました。
そして何より嬉しいのが、バルコニーに設えられた白い正円の露天風呂。竹林に囲まれたプライベート空間で、好きなときに好きなだけ温泉を楽しめるのは本当に贅沢です。

館内のバーラウンジ
2階にあるバーラウンジは、この宿の大きな魅力のひとつ。
トチノキで作られた6メートルのバーカウンターの前には、ゆらゆらと光を反射する水盤が配されていて、昼と夜でまったく違う表情を見せてくれます。
昼は大きな窓から山々のパノラマビューが広がり、夜は間接照明に照らされた水面がなんとも幻想的。食後の一杯(1ドリンク無料!)を楽しみながら、ゆったりと過ごせる特別な空間でした。


ディナー:和×イタリアンの創作フルコース
いよいよ今回の主役、ディナーのレポートです。
最上階のレストランで、箱根連山を望みながらいただくフルコースは全10品。和食をベースにイタリアンの食材やエッセンスを取り入れた創作料理で、お箸でもいただけるスタイルです。
付き出し
赤い器に盛り付けられた華やかな一皿からスタート。ガラスのスプーンに載せられた前菜や、ハーブを使った小さなひと口サイズのアミューズが並びます。ルッコラの爽やかさと、揚げ物のサクッとした食感が印象的でした。
見た目のインパクトがすごくて、最初から期待感が高まります。

御造り皿
黒い大皿にマグロ、白身魚、光り物など数種類のお刺身が美しく盛り付けられています。それぞれ薬味や添え方が異なっていて、ひとつひとつの魚の特徴を活かした丁寧な仕事。
近海で水揚げされた天然地魚を使っているだけあって、鮮度は抜群でした。

温菜皿(カッペリーニ仕立て)
お刺身に続いて登場したのは、和のテイストを効かせたカッペリーニ風の一品。お肉とともに冷製パスタのように仕立てられていて、まさに和とイタリアンの融合を体現したような一皿です。
このあたりから「初めて食べる味」の連続で、どんどん引き込まれていきました。

温魚皿
白いお椀に澄んだスープと繊細に調理されたお魚。上品な出汁の味わいが染み渡る一品で、和食の原点を感じるような優しい味わい。
見た目も透明感があって、思わず見とれてしまいました。

揚げ物
旬の野菜を中心にした天ぷら。海苔やししとうなど、素材の味を活かしたシンプルながらも完成度の高い揚げ物でした。

グラニテ
コースの中盤に登場する口直しのグラニテ。ピンク色のシャリシャリとした氷菓で、口の中をすっきりとリセットしてくれます。

肉の皿
石のプレートに盛り付けられた和牛のロースト。断面のピンク色が美しく、しっとりとした食感で口の中でとろけるよう。添えられたソースとフリゼレタスが彩りを添えていました。
メインにふさわしい、コースの中でも特に印象に残った一皿です。

〆の皿:名物トリュフご飯
三輪湯河原といえばこれ!という名物メニュー。料理長がテーブルまで来て、炊きたての魚沼産コシヒカリの炊き込みご飯に、目の前でたっぷりとトリュフを削ってくれます。
トリュフの芳醇な香りがふわっと広がる瞬間は、もう幸せそのもの。お味噌汁やお漬物とともにいただきましたが、美味しすぎて思わずおかわりしてしまいました。

デザート
最後のデザートは2品構成。
ひとつは三輪湯河原オリジナルのケーキ。「MIWA YUGAWARA」のロゴがあしらわれた上品なひと品で、みかんやタルトなど柑橘を使った爽やかな仕上がりでした。
もうひとつは、キャビアをのせた繊細な一皿。甘いだけでなく、塩味のアクセントが効いた大人のデザートという印象です。


ドリンク
食事に合わせていただいたカクテルも印象的。ピンク色のフルーティーなカクテルや、柑橘系のさっぱりしたカクテルなど、お料理との相性を考えたラインナップが揃っていました。
ペアリングワインのプランもあるので、ワイン好きの方にはそちらもおすすめです。

朝食:目覚めの和御膳
翌朝の朝食も、ディナーと同じく最上階のレストランでいただきます。朝の光が差し込む窓からは山々の景色が広がり、それだけで清々しい気持ちに。
朝食は九つ仕切りの木枠に美しく盛り付けられた和御膳。焼き鮭、だし巻き卵、サラダ、煮物、お漬物、豆腐など、品数豊富なおかずがひとつひとつ丁寧に小鉢に盛られています。
お味噌汁にはなんとカニが入っていて、朝から贅沢な味わい。ご飯はもちろんディナーと同じ魚沼産コシヒカリで、炊き加減がふっくら。噛むほどにお米の甘みが広がります。
ドリンクもオレンジジュース・牛乳・ぶどうジュースの3種が木製トレーに並んでいて、見た目にも楽しい朝のスタートです。
派手さはないけれど、素材の良さが際立つ「体が喜ぶ朝ごはん」。前夜のフルコースの余韻に浸りながら、しみじみ美味しいと感じる和食の朝でした。

朝食後のデザート
翌朝の食後には、「三輪 湯河原」と書かれた升に入った特製プリンのようなデザートが登場。黒豆が添えられた上品な味わいで、アイスコーヒーとの相性も抜群でした。
最後の最後まで、食の楽しみが途切れない宿です。

まとめ:食事だけで再訪したくなる宿
三輪 湯河原は、温泉・お部屋・建築デザインと見どころが多い宿ですが、やはり一番の感動は食事でした。
和食の繊細さとイタリアンの華やかさが絶妙に調和した全10品のフルコースは、見た目・味・構成のすべてにおいて圧巻。特に名物のトリュフご飯は、わざわざこれを食べるためだけにもう一度訪れたいと思うほどの美味しさです。
初めて口にするような組み合わせの料理もあり、食の新しい楽しみ方を発見できた夜でした。
都心から約1時間とアクセスも良いので、大切な人との記念日や、自分へのご褒美旅にぴったりの一軒です。
アクセス情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上206 |
| 交通 | JR湯河原駅よりタクシー約8分 / 路線バス「理想郷」下車 |
| 駐車場 | あり(先着順) |
| チェックイン | 15:00〜18:00 |
| チェックアウト | 11:00 |
| 参考価格 | 2名1泊2食付き 約67,680円〜(税込) |
| 公式サイト | 三輪 湯河原 公式サイト |
